私、脊髄小脳変性症です。kiki ’s blog

母方の家系の遺伝性脊髄小脳変性症(SCD6)を発症しました。私がどんなふうに生活しているのか知ってもらえたら同じ病気の人の何かの励みや参考になれば幸いです。落ち込む時もありますが一生懸命生き抜く事が母との約束でもあります。

雇用保険は就労可能証明書があれば給付制限無?!もらえる人と取得のポイント!

「就労可能証明書」を頂くのが簡単な人は簡単です。

どういう人が簡単かと言うと、ずばり障がい者手帳を持っている人です。

 

障がい者手帳を持っていない人(健常者)でも持病を抱えている人は、お医者さんに通っているはずですから、事情を説明して申し出ましょう。

「持病がありますが自分に合う仕事を探します!」

と言えば「就労可能証明書」は書いてくれます。

 

しかし、主治医の名前とハンコを押して頂かないといけないので、それなりの事情は説明しなければいけません。

 

私も主治医に「どうされましたか?」といわれ、「実は…」と退職の経緯を簡単に説明しました。

 

私の場合は、脊髄小脳変性症による小脳の萎縮でめまいがきつく、早く動いたり振り返ったりできません。

動作が鈍いです。

さっさと用事ができないので鈍くさいです。

小脳の萎縮で体のあらゆる筋肉の反応が鈍いので、視力も悪くなりました。

 

就職する時から体の状態は会社にお話ししていたにも関わらず、足元には電気の配線があり、歩きにくい状態でした。

他の従業員も病気のことは知っていたのですが、私のやることがじれったく感じるのか、うわさ話がエスカレートし孤立してしまいました。

 

正直になるべく簡潔に話すように気をつけました。

 

就労可能証明書を頂くために主治医に話をしたポイントは

 

✔ 病気からくる症状でうまく業務がこなせなかった。

   (持病からくる症状のどんなことがしんどかったか)

✔ 業務がこなせなかった事で人間関係にも影響が出てしまった。

   (どういう人にどんな事をされたか、言われたか)

✔ 人間関係にも影響が出たので精神的に負担が大きい。

   (どれくらいの期間負担を感じていたか)

 

主治医の先生は15分ほど話を聴いてくれた後「大変だったね」と仰ってくださいました。

「証明書の準備をするから会計の前で待っててください」

と言われ、30分程待つと会計の窓口に呼ばれ証明書を頂きました。

文書代3,000円+消費税240=3,240円でした。

証明書って名前とハンコを押すだけです。

文書代としては安い方ですが…

 

「電気の配線どうにかしてよ~」とか、

「こそこそ言わんとって!」と言えたらよかったのかもしれません。

生まれも育ちも大阪で今も大阪に住んでますが、こんなおばちゃんもいます(-_-;)

 

さすがに何度も頂くことはできないかな…と思ったら、離職前に雇用保険の加入期間が6か月あれば体調不良で再度退職したとしても「就労可能証明書」を取得することは可能なようです。

 

それこそお医者さんに話をしたとき注意を受けそうです。

お医者さんの証明書の威力は大きいです。