私、脊髄小脳変性症です。kiki ’s blog

母方の家系の遺伝性脊髄小脳変性症(SCD6)を発症しました。私がどんなふうに生活しているのか知ってもらえたら同じ病気の人の何かの励みや参考になれば幸いです。落ち込む時もありますが一生懸命生き抜く事が母との約束でもあります。

思い通りと自分勝手と自分らしさのバランス

ときどき沸いてくる「今を投げ出したい気分」

少し考えたら「なんて無責任なことなんだろう」とわかるのに…

自分を取り巻くめんどくさい環境が、すごく嫌になる時があります。

もし、自分が今の立ち位置から抜けたら…

彼氏は…友達は…知り合いは…

 

毎日の生活の中で何も考えないでいたら、流れるように過ぎていく毎日。

朝起きたら「また1日が始まる」

と、高揚がない朝を迎えてしまう。

 

2年前、彼と出会いました。

彼と出会ったことによって、いろんな人とのつながりを持ちました。

人とのつながりは得難いものだから大切にした方が良い…と考えました。

いろいろとお手伝いしているうちに、人のつながりの中に巻き込まれていきました。

だんだんと周りの人に振り回されて、ため息をつくようになりました。

思い通りいかない自分の体と、周りの人からの期待が交差して心が休まりません。

思い通りに、過ごし易い環境にならない事で落ち着きません。

目をつぶっていれば過ぎていく毎日。

 

思い通りに生きていく為には、自分の思い通りに事を進めればいいんですよね。

思い通りに生きていくことが、自分らしく生きる事なのかな?

自分らしく生きることは、自分勝手に生きることになるのかな?

 

やっぱり違う。

私が思い通り生きていくことで、誰かが傷ついたり悲しんだりしたら心が痛む。

痛む心を無視して行動することを「自分勝手」というのだ。

心を痛めるという事がわからない人を「人でなし」というのだ。

 

「気楽なお一人様」ではなくなった。

彼と出会ったことによって、人とのつながりができてしまった。

ある意味「人」になったのかな?

 

紙一重で「人でなし」になってしまう事だってあるかもしれない。

「思い通り」と「自分勝手」と「自分らしさ」のバランス

体のバランスが危うくなってきてるので、心のバランスも危ないのかもしれません。

どうか、心のバランスが保てますように…