障がい者雇用はメリットがある?ない?ハロワで1年に2回失敗!手帳で就活再考
難病の告知を受けてから、将来は手帳を取得し障がい者求人で就職した方がメリットがあると思っていましたので、手帳を取得したら時期を見て転職しようと考えていました。
一昨年10月から大手の障がい者求人とハローワークの障がい者求人に応募しました。
大手の障がい者求人はグイグイ来るので怖気づいてしまいましたが、ハローワークで就職したら1年の間に2回失敗しました。
現在失業保険を受給中です。
今度はどちらにするべきか検討中です。
正直障がい者だからと手帳のメリットを感じたことはありません。
今回は大手の障がい者求人サイトとハローワークの求人のどちらが良いのか改めて考えてみます。
障害の程度によって違いは大きいですが、障がい者求人の応募を戸惑っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
大手障がい者求人サイトは敷居が高いが簡単!?担当者はグイグイスパッ!怖がりには向いていない?!
前は初めての事だったので、最初は大手の障がい者求人サイトにどんな求人があるのか見てみよう・・・という気持ちがあり登録して面談をし、求人票を頂きました。
大手求人サイト登録&面談
登録は自宅のパソコンでできます。
少々時間はかかりますが、登録後に送られてきたデータ(職務経歴書と自己紹介書)に入力します。
それを決められた日までに送付すると添削をしてくれて、間違いや書き方も教えてくれます。
書類審査用のデータになるので求人サイトの担当者も細かいところまで見てくれます。
データの提出が終わったら担当者との面談の日程を調整します。
担当者との面談でしたが一応スーツで行きました。
写真を一枚と障がい者手帳を持参します。
写真は提出します。
障がい者手帳はコピーをした後返却してくれます。
面談でデータの確認と病気の様子や希望の職種などを伝えます。
面談は1時間半かかりました。
担当者が企業へ紹介する為に「私」を見るんだと思いました。
有名な会社の求人票が沢山来た!
求人票は面談した時に3枚ほど、その後メールで10枚ほど頂きました。
上場企業ばかりでした。
その中で5社程お願いすると、すでに登録している私の職務経歴書や自己紹介書を希望の会社に送ってくれます。
その送った書類で書類面接となります。
1週間程経つと求人サイトの担当者から電話やメールで返事があり、ダメだった場合は次の求人票が送られてきます。
ダメだった場合の理由として、建前は「年齢がオーバー」とか言われました。
担当者ははっきり言いませんでしたが、私は「法定雇用率を稼ぐために障がい手帳を持っていたらOK」みたいなことはないと感じました。
他に応募する企業がある場合は申し出ると応募書類を送ってくれるので、次々と自分で書類を作って送る手間がなく、写真なども必要なくとても便利でした。
大手リース会社に内定寸前、担当者一変!
8社くらい書類審査で落ちた後、大手のリース事業会社の契約社員の応募を担当者がすすめてきました。
3次面接まであり、次々と面接の日程を連絡してくれて、面接が終わったら電話連絡を入れるなどの連絡を取り合って話は進んでいきました。
そのリース会社は最終面接まで行きましたが、怖気づいて踏み込みことが出来ず断ってしまいました。
すると、担当者は一変、連絡が来なくなりました。
後で知ったのですが、一人就職させたら持っている資格によって数十万の利益が求人サイトに入るそうです。
私は、数十万の利益が出るチャンスを潰してしまったようでした。
私は大企業へ就職をしようとは思っていませんでした。
できる限り長く落ち着いて仕事ができる場所を探していたのですが、あまりにも不相応に思えて怖気づいてしまったのです。ちょっと申し訳ないと思っています。
ハローワーク障がい者求人は身の丈にあった会社を探せる!?敷居は低いが自己責任!紹介する会社の事は把握していない?!
自分の身の丈にあった会社を探そうと思ってハローワークに行きました。
ハローワークは自分主導なので落ち着いて仕事探しができました。
私は障がい者手帳を持っているので、通常の窓口の相談ではなく、障がい者専門窓口で相談をしています。
障がい者専門窓口は求職の申し込みから就職後のアフターケアまでしてくれるそうです。
障がい者専門の担当者の方は、私の経歴を見て仕事の相談に乗ってくださり、落ち着いて話を聴いてくれました。
「お宅にちょうどいい募集がありますよ」と障がい者相談支援センターの事務の仕事を紹介してくれたのです。
専用の窓口があり、長時間待つことも無くゆっくり話を聴いてくれて、希望にあった求人を紹介してくれる所は大いにメリットがあります。
ハローワークの担当者の紹介で面接&就業したが…
障がい者相談支援センターの面接を受け、内定の段階ではとてもいい条件でした。
たった一つ、面接に行った就業場所となる所のトイレのドアがアコーディオンカーテンだったのが気になりました。
「中はどうなっているのだろう」
ハローワークが紹介する所なのに、今時男女共有のトイレ?音も聞こえそう・・・
気にはなりましたが、条件が良いところだったので何とかしよう・・・と思いました。
4月から就業しましたが、案の定トイレは最悪でした。
アコーディオンカーテンは中からひっかけるだけの鍵でガチャガチャすれば開いてしまいそうです。
車いすの人が入れるようになっているのでスペースも3畳くらいあります。
広すぎます・・・
トイレには苦労しましたが、何とかなれてきた頃「この仕事ができるとは1mmも思わない」と上司に告げられました。
次の日出勤したものの職場に行けずハローワークに相談しにいきました。
ハローワークの担当者は話を聴いてくれましたが、地元であるその支援センターの「1mmも・・・」と言った上司と顔見知りだったせいか、上司の発言には言及せず事は公にはなりませんでした。
結局、上司とのコミュニケーションが出来なくなり退職となりました。
職場に行けなくなった私が情けなかったのか・・・という思いが残りました。
ハローワークのアフターフォローがあったとは感じませんでした。
話は聞いてくれましたが・・・。
自分で探して就業したが…
すぐさま他の就職先を自分で検索し「就労支援事業所A型」の支援員としての募集を見つけました。
「1mmも思わない・・・」と言われたことに引っかかっていた私は、支援員として勤めればこの言葉を克服できるのでは・・・と思い応募しました。
見学もさせて頂き、すんなり就業することが決まりました。
何かと気になることはありましたが、自分の身の丈にあった職場で気は楽でした。
その後、その会社の事業(作業)内容を覚えながら支援員として就業しましたが、ハローワークからアフターフォローなるものはありませんでした。
障がい者を雇用したらもらえる助成金の事は、ハローワークから雇い入れた会社の応募用紙と一緒に渡されたので持って行きました。
助成金を受け取れたのかどうかはわかりません。
就業した仕事場は電気の配線が床をはっていたり、段ボールが山積みになっていたりして歩きにくい場所でした。
病気の症状でめまいがして素早く動けない私は、仕事場になかなか慣れることが出来ず孤立していき、6か月目で退職に至りました。
1mmは仕事ができたように思いますが、やり切ることはできませんでした。
ハローワークの担当者は淡々と…
今回退職するにあたっていつもの専門相談窓口に行ったら、たまたま同じ担当者が対応してくれました。
話は聞いてくれました。
雇用保険の手続きをしてくれました。
毎月1回の失業保険の認定日に専門窓口来るように説明をしてくれました。
これからどうしようか迷っています。
以前、障がい者求人サイトのグイグイ来る担当者の紹介に臆せず自信を持って行くことが出来れば、契約社員でしたが、間違いなく福利厚生が充実した仕事に就く事ができていたと思います。
長く務めることができたかどうかわかりませんが、求人サイトの担当者のおかげでステップアップできたかもしれません。
無理そうに見えてもちょっと頑張ったら最良の場所になったかもしれない・・・とちょっと後悔しています。
障がい者求人でハロワと求人サイトを利用して就職して感じた事
ハローワークは自分の身の丈にあった仕事を納得して探すことが出来ますが、自分の目で会社を判断する事に限界があります。
あいだに入ってくれるハローワークの担当者も紹介する会社を把握していません。
把握していません!!
ハローワークで紹介された会社に入っても病状に応じて長く就業できるかどうかは自分が判断しないとわかりません。
つまり、入社してみないとわからないのです。
✔ ハローワークの障がい者求人のメリットはゆっくり話を聴いてくれて自分で考える時間を十分にくれる事。
✔ 障がい者求人サイトのメリットはできるだけ高く売ってくれる事。(求人サイトの利益)
どちらの障がい者雇用でも使えない(仕事ができない)といられませんが・・・
自分が使えるか使えないか、やはりやってみないとわからない…ということですね。
時間は頂いたのでゆっくり考えたいと思います。